オシリ修理報告
えーと痔の手術報告です。先週の金曜日の午前中に手術しまして日帰りで自宅療養、翌日に病院に行って診察を受けてクスリもらって今日も近所に買い物に行った以外はほぼおとなしく過ごしております。明日は一応仕事に行く予定ですが、お尻にはガーゼとおむつ状のものをつけたままさ!(秘密:笑)
手術自体は、こんな感じで進みました。
1)9時30分病院入り、術着に着替える(靴下以外はすっぽんぽん)2)看護士に浣腸される 3)3分間の砂時計の間がまんして排泄 4)止血剤と抗生物質の入った点滴 5)手術台に移動してうつぶせになり、テープで尻を開かれる 6)毛ぞり 7)硬膜外麻酔(だっけ?尾てい骨の近くに注入:ちょっとだけ痛い) 8)麻酔が効いたことを確認して手術開始 9)カチャカチャと音がしていたと思ったら先生が「ちょっと目開けて」と言われて斜め上を寝ぼけ眼で見上げると「こんなやつ、いくつか取っていくから」と採取した現物その1を見せられる(うわ、けっこうでかい!)10)その後10分程度で先生「はい、お疲れさん!」え?もう終わったのか!(おそらく手術自体は10分くらい。すごい職人技!) 11)手術台に載せられたままカーテン内に移動(ちょっと面白い視界)、となりのベッドに自力で回転移動 12)しばらく休息・眠る 13)点滴パート2 14)排尿検査のためにお茶飲まされる 15)心電図(だったかな?) 16)麻酔が下半身に効いているので排尿困難なのだが出ないと危ないので検査があるらしく、ガクガクする足下のまま点滴台転がしながらトイレで排尿(ちゃんと出た) 17)ガーゼの貼り方をレクチャーされ、服に着替えて待合室へ(しばらく待つ) 18)診察室で先生から諸注意とこれから一日分の食事セットもらう(最初は流動食、次はお粥と汁、お粥+卵とじと汁、など) 19)受付で大量のガーゼとあて布とサージカルテープが支給される 20)14時頃病院出て、電車と徒歩で帰宅→寝る
ということで、日帰り手術でしたが、手術自体は痛みもなくすごくスムーズ。たしかに終わってから家に帰る電車の中では肛門が燃えるような感じで、「火事でも起こっとんのちゃうか?」と思わず腰を浮かして確認したほどでしたが(笑)、そのあとは痛み止めのおかげか、そんなに辛くなることはありませんでした。当日は流動食(甘い飲み物)のみで、お腹が非常に空いたのと、暑い日だったのに風呂に入れないのでそちらが気になる程度。
たいていの人は、便通は翌々日らしいのですが、私は翌朝いきなりあって、しかも午前中にもう一回あり、それも痛みはほとんどありませんでした。そして午後に翌日検診ということでまた電車に乗って病院に行き診ていただき、今後飲む薬とお尻に挿入する軟膏の説明を受け、薬局で薬を購入しておしまい。食事もこの日からは普通に戻してよいそうで、とにかくお腹に貯めずにどんどん出せと言われました。問題は、1ヵ月くらいは出血が続くため、お尻にガーゼをテープ止めして、さらに洩れ防止のあて布を貼らなくてはいけないことです。あと、軟膏は必ず1日2回入れなくてはいけません。薬は毎食後です。そのあたりは不自由ですが、おかげさまで痛みがあまりないので完治までの修業だと思ってやるしかありません。次は1週間後くらいにまた見せにくることになりました。
その帰りにはヨメと一緒に病院のある街の駅前で買い物もして(ドーナツクッションも買いました)、家に帰ってオランダ-日本のサッカーの試合も見て、2日ぶりの風呂にも入り(シャワーじゃなくて入浴した方がよいそうです:風呂好きの私にはうれしい)、夜はゆっくり寝ました。
そして今日は、もうガーゼ貼りも軟膏挿入も手慣れたもの。しかし、困るのは便意を催したときです。感じやすくなっているのでガツンと突然やってくるのですが、急には排泄できません。外のあて布のテープを慎重に外し、内側のガーゼのテープをああでもないこうでもないと外し、ようやくできるので油断は禁物(笑)。そして、ここで温水便座を設置した効力が発揮されます。温いシャワーが気持ちええわ〜(安心感)。でも、明日から仕事に出て、外でしたくなったらいろいろと面倒やなあ、と戦々恐々としておりますが(笑)。
私の場合は、イボ痔を三つ所有していたわけですが、20年くらい前から違和感があり、時々いきむと出血するし、冷えた時などに30分くらい鈍痛が続く症状があり(これがかなり辛い)、昨年末の人間ドックでも直腸診で指摘されていました。紹介状を書いてもらいながら忙しさと気後れで半年ほどほったらかしにしていたのですが、先日意を決して沿線の専門医のところに診てもらいに行ったというわけです。人間ドックも何かのきっかけになるので、私の場合は受けてよかったと思っています。一昨年のドックでは胃にポリープがあるということで内視鏡検査受けたのですが、結局は問題がないことがわかって安心しましたし、この歳になるとオーバーホールが必要なんだなと実感しております。健康第一ですね。
今回、実感したことが一つあります。人間(少なくとも肛門)にとって座るという行為・姿勢はすごく負担がかかるものだということです。手術後に歩いている時や、横になっている時には痛み止めのせいか何ともなかったお尻が、いざ椅子に座って何かをするとなるとジワーっとしんどくなってくるのです。ああ、椅子に座ることによってオレは肛門様を痛めつけてきたのね、と思ったのです。制作の仕事なので椅子に座って作業することが多いので、今後もそれは避けて通ることができないのですが、なるべく負担をかけない姿勢にしたり、同じ姿勢を続けないようにするなどしないと身体に負担になるんやなあと、これはまさに痛いほどわかったことであります。皆さんも、どうぞお気をつけてください。
次の楽しみは、いつアルコールが解禁になるかですが、まずは明日仕事に行って、日常生活の中にどんな障害が待ち受けているのかを確認してきます(笑)。