上野の桜は3分咲き、でも…

昨日の土曜日は、桜を見に行った。例年行っている横浜・三ツ沢はまだ2分咲きらしいので、いっそ東京の名所へと上野へ。空は晴れているが、けっこう肌寒い。まずは広小路のデリーのカレーで身体を温め、不忍池へ向かい骨董市をひやかし、弁天堂の手前の出店を覗いてから清水堂へ。桜はまだ三分咲きといったところ。満開になったらこの上野の山もさぞかし華やかだろう。公園の桜並木に出ると、早くも千鳥足の人がちらほら。和服を来た年輩のご夫婦?がそうした一人を見て、ひと言「あれ、あとでさみしくなるねー」。
それぞれはまだ三分咲きでも、桜がずらっと並んでいるので全体としてはそこそこ咲いているように見えんでもない。沿道ではシートを敷いて各団体さんが宴会の真っ最中。夜の部からスタートの団体は場所取りの人が一人でぽつんと寂しそう。そんななか、ある桜の樹の枝にはネコが眠っていたりして、道行く人々の撮影心をくすぐっていた。ということでウチらも一枚。

国立博物館前の広場では、日本-パキスタン友好のイベントが行われており、シタールやタブラの演奏、さらには舞踊パフォーマンスを楽しんだ。曲はミドルテンポのトランスなのだが、これが非常に心地よい。踊りも指先の繊細な動きが印象的で美しい。会場にはインド・パキスタン・中近東系の人がたくさんいたが、この体感気温の低さは彼らにはキツいのではなかろうかと変な心配もしたりして。

東照宮の参道にもお店がいっぱい。桜団子がうまい! また不忍池に戻り、東京バーテンダー協会さんがチャリティーで出しているテントに寄った。プロのバーテンダーさんたちがカクテルを400円くらいで出してくれるので、本日冒頭からチェック済みだったのだ。私は白ワインベースの「ソメイヨシノ」、ヨメはんは赤ワインベースの「八重桜」というカクテルを頼んだ。

非常に寒くなってきたところに氷入りの酒だが、一口いただくとこれがほんのり幸せテイスト。色合いもネーミングも小粋でとても嬉しくなったので今度はHOTの「寒桜」を頼む。暮れゆく不忍池を眺めつつ心も体もほっこり温まったところで帰路についた。今日日曜日はさらに寒かったので土曜日で正解だったかな。上野公園の花見、初めて行ったけど楽しい。来週の満開はどこで楽しもうかなと。
写真は弁天堂で隣の人が持っていたタコ焼きを注視するワン君であります。