ふと左の窓を見る。工場群のむこう、上空に幻のように見えるか見えないかギリギリの富士山の像。白い頭だけ。そう、あの写真に出てくる雪を抱いた頂上部分だけが雲あるいはモヤにかこまれて顔をのぞかせている。それを目を凝らして確認しようとすると、鉄橋…
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